頭の中にある考えを、放射状に繋げて描いて行く「マインドマップ」を生み出した英国の教育者、トニ-・ブザンさんが来日して東京都千代田区の小学校の5年生に授業をした、という新聞記事を読んだ。
図解による創造技法、「マインドマップ」は、出版によって紹介されているのでトニ-・プザンさんの名は多くの人に知られている。実際に仕事で使っているビジネスパ-ソンさんも沢山いるようだ。
図解による創造技法は、他にも沢山ある。長谷川公彦氏が考案した「MC法」もその一つである。この「MC法」を実践するソフトが「メモダス」である。
この「メモダス」は長谷川公彦氏と日本アイア-ルが共同開発したソフトである。「マッピング法」は情報の拡散には威力を発揮するが情報の収束が難しい。メモダスは情報の拡散と収束を可能にしたソフトである。情報の拡散と収束を繰り返すことで自分の考えが顕在化(見えてくる)することが実証されている。
日本人はアイディア発想、創造技法のツ-ルを使うことは苦手である。というよりは使わないでも、やって来れたということかも・・・。その理由は漢字にあるようだ。漢字は「絵文字」であるからアイディアを出してイメ-ジすることが容易である。一方、英語は漢字のような使い方は出来ない。
日本人がこのようなツ-ルを使うと、「漢字のメリット」が生かされ凄い威力を発揮するはずだ。英語は、アイデイアを出すのに不向きかも?だからこのようなツ-ルが必要なのかもしれない。しかし英語は説明するには便利である。一方、漢字は説明する時に手抜きが効く。だから人に伝えることに対して日本人は努力はしない。日本人の文章力が劣る最大の理由かも・・・
日本人は漢字でアイデイアを出し、他人へ説明するときは英語に倣った日本語で文章が賭けるようになれば世界最強の民族になり得るはずだ(矢間伸次)