このところ中国特許出願翻訳のチエック作業が急激に増えてきた。「これで良いのか!良いわけがないだろう!もういい加減にせんかい!中国特許出願翻訳」のキヤッチコピ-が効きだしたのかな?いずれ大きな問題になること間違いなし。無責任さがバレたとき担当者は、どう責任を取るのか、今からクビを覚悟しておくべきかな?その時には定年で逃げ切りかな?
中国の渉外特許事務所に責任を押し付けても、それは100パ-セント無理。「翻訳出来ました、此れでよいですか?何かあれば指摘ください」と相手が確認しているのに、ノ-チエックで「OK]と、やればそれで「没問題」である。では日本の特許事務所に責任を押し付ける手も有るが、詰まるところ「中国はいい加減で、我々は被害者である」という愚痴で手を打つしか有るまい。
翻訳チエックを依頼してくる企業さんは、いろいろあるけど、こんなのは困る。「あいあ-るさんの翻訳能力を試したいので、まず無料で、中~日の試し翻訳を試みる気はないか?」こんな企業さんが果たして、我々の翻訳結果を評価する能力はあるのかな?
あいあ-るの中国翻訳能力を試したいのなら、
1.日本語から中国語に翻訳する
2.中国語しか分からない中国人技術者に読んで貰う
中国語から日本語への翻訳では評価は不可能である。なぜなら
1.あいあ-るの中国翻訳者は日本語レベルが極めて高いため、リバ-スした日本語にする
2.意味不明の中国語をそのまま厳密に翻訳するとメチャクチャな日本語になる
3.これでは翻訳者として日本語能力に疑問を待たれる。翻訳者にとって屈辱である、ましてやプライド高き中国人である
4.てなことで、どんな日本人でも理解できる日本語を作ってしまう、つまり流暢な日本語にしてしまう
5.恐らく、「こんなことが言いたいのであろう」ということで忠実翻訳からかけ離れてくる
本来は、中国語でしか判断しない「審査官や裁判官」が、どのように理解する中国語になっているのかが重要なことである、てなことで弊社では、「分割式忠実翻訳」を奨めている。日本人が理解しやすい翻訳をつくることは技術説明や特許の世界ではタブ-である。(矢間伸次)