Q:何故、特許明細書は我々が読めて、書くことができないのですか? 特許文書は技術と法律用語が複合された特殊な記述であるというのは本当ですか?
A:特許明細書はあくまでも発明(技術)のspecification(仕様書)であって法律用語で技術を記述するという 神業的なことをやっているわけではありません。他者の権利を侵さないため、あるいは自分の権利を主唱す るうえの注意事項や、約束事項を定めているのが法律です。つまり当業者が理解できるよう明確に記述することをルール化しているだけです。そのことを理解した人(例えば弁理士さんとか)が技術仕様書として仕上げるわけで、基本は発明の内容を論理的に事実関係を記述しているだけですから本来は易しい筈です。(矢間伸次)