目に映る景色が違うので手賀沼方面へ歩く日もある。大堀川の土手沿いを歩いて約30分「柏・北柏ふるさと公園」に着く。大堀川の水は、この公園から手賀沼(*)へ注がれる。コロナ自粛の影響で、何れの公園、広場は家族連れで、普段の土日より多くの人が訪れている。手賀沼のコースはウオーキングする人よりもジョキングする人の方が多い。自転車を乗っている人もたくさん出ており、同好会らしきグループも見受けられる。自転車道と人道は区別されているので危険ではない。
手賀沼方面のウオーキングで悩ましいのが、どこまで歩くのか、あらかじめ目的地を決めておかないと悲惨な目に合う。どのくらいの距離があるのか、わからないまま「道の駅しょうなん」まで歩いたことがある。行き帰りの歩数が、なんと!約18000歩にも及び、その日は足がつりそうになった。この日以降は「道の駅しょうなん」まで歩いて行き、昼食を取り「道の駅しょうなん」の専用マイクロバスで柏駅に戻るか、あるいは我孫子駅まで歩いて常磐線で柏駅まで戻るようにしている。または途中で引き返すなど“身のほど”をわきまえて無理はしないようにしている。
(*)千葉県立自然公園「印旛手賀自然公園」に指定されており、住民生活や観光・行楽でも重要な存在である。湖畔では柏・北柏ふるさと公園、手賀沼公園、手賀沼親水広場、水の館・鳥の博物館、山階鳥類研究所、手賀沼遊歩道、手賀沼フイッシングセンターといった施設がある。毎年8月には花火大会が、10月にはマラソン大会が開催される。(ウイキペディア)
手賀沼には、汚染(*)に強い種や外来種を含めて多くの生物がいる。魚介類(鯉、フナなど)両生類(ウシガエルなど)、野鳥・水鳥(カワセミ、カモガル、など)の生息空間ともなっている。また水生植物(ヨシ、ハスなど)が水辺を守っている。(*)手賀沼の水質汚染は、1974年~2001年まで全国の湖沼ワーストワンに甘んじていた。
ある日、大きな「うんこ」を見つけた。この「うんこ」の落とし主は誰だ!正体はコブハクチョウの「うんこ」である。朝日新聞(2020/05/31優雅な千葉版)にコブハクチョウの稲の食害拡大の記事があった。“手賀沼周辺の水田で、稲の苗をコブハクチョウに食べられる被害が広がっている。農家の要望で市職員らが追い払うなどしているが被害は防ぎきれない。外来種であるコブハクチョウの数が年々増加しており、生態系を乱す恐れもあると指摘されている。コブハクチョウは水辺の植物を根っこごと食べるので野鳥の巣や魚の産卵する場所が減少することで生態系に影響を及ぼす。しかし優雅な姿のコブハクチョウは市民に人気があり、水田から追い出すことは「かわいそう」という声もある。市職員は悩ましい問題に直面している”。
そういえば、江の島海岸でおにぎりを食べていたら、トンビに🍙を取られた、荒川土手に野生の鹿が現れた、イノシシが畑を荒らした、といったニュースを耳にする。人間と自然、あるいは野生生物との共存の難しさを身近にみた。これからも発生するであろう新型ウイルスと人間との闘いは際限なく続くのであろうか。
自粛中は、時間があるので野菜作りにも挑戦している。2011年、福島第一原子力発電所事故のあと大気中に飛散した放射物質が柏地区にも降下した。その影響で畑仕事は3年間中止した。そのあとはトマトとキュウリだけにして細細とやってきた。しかし新型コロナウイルスは放射能汚染と性質が違うので野菜への影響はなかろう。今年は、トマト、キュウリ、ピーマン、アスパラガス、万願寺トウガラシ、水ナス、ニンジン、ジャガイモ、パセリ、小ネギ、レタス、ハバネロット(激辛い)など種類を増やした。コロナウイルスのストレスを少しでも軽くしたい。夏と秋の収穫を楽しみにしている(発明くん 2020/06/02)