2月は、ブログを書く気には成れなかった。その理由は、新型コロナウイルスの感染拡大である。テレビ報道は新型コロナウイルスの関連ニュースばかりで、気が晴れる日が無く憂鬱であるからだ。
マスクや消毒用アルコールだけでなく、トイレットペーパ、テイッシュまでが入手困難となっている。私は花粉症に悩まされているので、マスクだけは季節が来る前に買い求めていたので足りている。マスクや消毒用アルコールは、病院従事者が最優先されるべきと言われると肩身が狭い。人々は、必要なものが入手困難となることを恐れると、人間本来の利己的な行動を起こすようだ。
朝日新聞の朝刊記事を紹介(3月3日):表題は小説「ペスト」注文殺到
フランスの作家アルベール・カミュが1947年に発表した小説「ペスト」の売れ行きが好調だ。文庫を発行する新潮社は2日、一万部の増刷を決めた。伝染病で封鎖された街を舞台にした物語が新型コロナウイルスの感染拡大と重ね合わせられているようだ。
「ペスト」は、アルジェリアの都市で高い致死率のペストが流行り、死者が急増。感染拡大を防ぐために街は封鎖され孤立状態になる。主人公の医師(*)らが、ペストの猛威や人間性を脅かす不条理と戦う姿を描く(原文そのまま)
作家、辺見 庸さんの「非常事態について」の論説が興味を惹いた
疫病や不況の蔓延は、人々を苛立てさせ、即決で政治の方向性を定められない。“いわゆる決められない民主主義”より議論抜きの「アクラマチオ」(熱狂と喝采)を求める傾向がある。これは、いま流行りの反知性主義とも合体しファシズムを形成しつつある。(原文そのまま)。この論説文の中でも、小説「ペスト」が紹介されていた。おしまいに(*)医師リウーの感慨にドキリとする、と結んでいる。早速、この書籍「ペスト」を読むことにした。
感染を防ぐには、栄養のある食事を摂ること、睡眠をとること、そしてストレスを抱えないこと、つまり免疫を高めることしかなさそうだ。(発明くん2020/03/04)