兵馬傭は見に行く価値が充分にある。1974年3月29日、西安西楊村の村民は村の南に井戸を掘ったが、掘っても水は出なかった。出てきたのは、陶傭の破片と古代青銅兵器であった。
最初に発見した農民は,現在「兵馬傭博物館」の館長を勤めていると聞いた。「死して更に生きる秦の軍陣」という豪華本を買うと、館長みずから直筆サインをしてくれる。「館長さん、85歳の高齢だから、いまのうちにサイン入り本を買うと、そのうち値があがるヨ」というガイドさんの勧めで、突然、欲の皮が突っ張った。2冊,買うことにした。
豊富な写真と日本語解説付きである。日本語と中国漢字がゴチヤ混ぜになっている説明文は面白い。ところどころ、おかしな日本語があるが、翻訳者の苦労が滲み出て実に興味深い文章になっている。中国4000年の重みを感じつつ一気読みした。日本と中国との拘わりは古くて深い。日本の文化は中国の影響を大きく受けているからであろう、興味が,たくさん詰まっている。それにしても「日本語は難しいと思うヨ!よ~く訳したものだ」と感心しきり。
兵馬傭の博物館で騎兵傭のモニュメントを買い求めた。JAL(日本航空)を諦めCA(中国国債航空)に変更して得た軍資金がある。しかし、いまだに送ってこないけど、ちょいと心配になっきたあるヨ。多分船便になったのかな~。「大丈夫、心配ない,すぐ着くヨ、」と、言ってくれたものの、本当に没問題かな~。(矢間伸次)
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